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【最新】注目の「不動産テック」出資3選

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最新の大手不動産会社による出資関連ニュースをお届けします!7/7追記

【目次】

野村不動産HD →国内ベンチャー企業3社に出資

東急不動産HD→北米等に投資するベンチャー・キャピタル(VC)ファンドに出資

野村不動産HD→アジアに投資するベンチャー・キャピタル(VC)ファンドに出資 

 

1.野村不動産HD → 自社事業とのシナジー効果(即効性重視か)

6月25日、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合」(2018年設立)を通じ、次の3社への出資+業務提携を決定

①Hacobu(ハコブ)

②ピーステックラボ

Photosynth(フォトシンス)

 

①Hacobu(ハコブ)(佐々木太郎 代表取締役社長CEO)

クラウド型物流ソリューション「MOVO」を展開

・出資の狙い:「野村不動産HDが展開する物流施設「Landportシリーズ」において、Hacobuのサービスや業務提携によるオープンイノベーションの取り組みの導入」

 ⇨物流ビッグデータの蓄積や活用の普及(発表より)

・同社には、三井不動産大和ハウスも出資

MOVO | クラウド型物流ソリューション

 

②ピーステックラボ (村本理恵子 代表取締役社長)

・貸し借りのシェアリングプラットフォーム「Alice.style(アリススタイル)」を運営。最新の美容・生活家電からアウトドアグッズまでアプリで手軽に貸し借り可能

・出資の狙い:「B2C、C2Cプラットフォームを通じた新たなサービス開発により、野村不動産の顧客サービスの充実目指す」(発表より)

TOP | ピーステックラボ 

 

Photosynth(フォトシンス)(河瀬航大 代表取締役社長)

・後付型スマートロックシステムを開発し、法人向け「Akerun入退室管理システム」を運営

・出資の狙い:「H¹T(エイチワンティー)」、「H¹O(エイチワンオー)」など野村不動産のオフィスブランドでのID統合やデータマネジメントによる空間のDX」(発表より)

株式会社フォトシンス Photosynth Inc.

7/7追記

同社は7/7、新たに17.5億円の資金調達を発表!

引受先は

・フィデリティ・インターナショナル

・SBIインベストメント

三井不動産CVC

NTTドコモベンチャーズ

 

調達資金は、以下に重点投資の予定!

・ハードウェア/ソフトウェアの製品・サービスの研究開発
・サポート体制の拡充
・全国に広がる販売網の強化 など

https://photosynth.co.jp/topics/2021/financing202107/

 

(*)NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合(CVC)

・2018年設立

・運営者:NNコーポレートキャピタル

・過去には、ELEMENTS、Tripla、iYellに出資

・主な関心領域:XaaSサービス/不動産周辺ビジネスの共通基盤を提供するプラットフォームビジネス/ハードウェアを組み合わせた既存建物の機能向上・効率化テクノロジーSDGs

 

2.東急不動産HD →北米などの「シード・アーリー期」ベンチャー発掘

6月16日、Agya Ventures Fund (GP) LLC が運営するファンドである「Agya Ventures Fund L.P.」への出資を発表

・出資の狙い:「海外のベンチャー企業へのアクセス強化」(発表より)

・注目分野:コリビング/iBuyer/Healthy Building/ゴーストキッチン/スマートシティ

https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/2571.pdf

 

(*)Agya Ventures Fund L.P.

・北米を中心とした世界各国の不動産テック領域に特化した投資を行うベンチャー・キャピタル(VC)ファンド

・所在地:NY

・ビジョン「日本を不動産・まちづくりの分野において世界の中心地にする」

 

3.野村不動産 →「アジア」のスマートシティ関連技術の探索

5月28日、「Real Tech Ventures I」への出資を決定

・出資の狙い:「アジア諸国における大規模タウンシップ開発に関するスマートシティ化関連技術の探索・活用」(発表)

・同社は28年3月期までの中期経営計画において、海外事業に約3000億円を投資する計画を掲げ、タイ、ベトナム、中国、フィリピンなどで住宅を中心に開発を進めている

 

(*)「Real Tech Ventures I」(リアルテックベンチャーズI)

・アジア・オセアニア地域の不動産テック企業に特化するベンチャーキャピタルであるTaronga社(本社シドニー)が組成・運営

・主な投資分野:省エネなど環境技術/IoTを使ったビル管理/重機の自動運転など

・同ファンドには、三菱商事も出資

アジアの不動産開発に係る先進技術探索・活用を目的として不動産テック企業特化ファンドへの出資を決定|野村不動産ホールディングス株式会社のプレスリリース

 

出資対象のステージ、分野がそれぞれ興味深い取り組みです。不動産テックニュースでは、今後も情報をフォローしていきます!